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木材に含まれていたアルデヒドやエステル類などが水蒸気とともに蒸発したもの。
木材を構成する、多糖類、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどが熱分解したもの。
(香り成分は、微量)
水蒸気がほとんどで、他に、二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、水素など。
酸類、フェノール類、シクロペンテン、フルフラール等の中性物質など。
これらのうち
主としてヘミセルロースとセルロースから生成するもの
有機酸(酢酸、プロピオン酸など)
アルコール類(メタノール、アセトイン、シクロテンなど)
中性物質(アセトン、フルフラールなど)
主としてリグニンが分解して生成するもの
フェノール成分(フェノール、クレゾールなど)
(図参照、赤線がガス)
180℃までは、主に水蒸気が発生する。
250℃前後になると、ヘミセルロース(180〜300℃)が、
300℃前後では、セルロース(240〜400℃)が、
400℃前後では、リグニン(280〜550℃)が、盛んに熱分解してガスを発生する。、
さらに、500℃を超えると、水素(ピークは700℃)が発生する。
文責:佐々木章