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落ち葉焚きは直火でよいか?

ある日、こんな質問をいただきました。

・・・・・・映像作品で庭で落ち葉を掃除し、その落ち葉を集めて芝生の上で直火で落ち葉焚き火をするというシーンがありまして、通常、みなさんにとってはそれは変ではないですか?
また、芝生で直火で焚き火をする際、注意するところ・やり方があれば教えて頂けますか?

学会としての見解は以下のとおり。

芝の上で直火で火を焚くことについて

きちんと養生された芝生の上に直火というのは、考えられません。
ふつうは、芝のないところか、きたないところを選んで焚きますね。

わたしの経験から

(1)公園の芝生の上でトンド焼き

をやったことがありますが、そのときは、トラックで運んだ土を芝生に盛り上げて保護してからやりました。

(2)公園の芝生の上で刈り草焼き

をときどきやります。そのときは、スコップで芝をはがして、終わったあと冷えてからまた返します。おそらく、これがもっとも一般的でしょう。
いずれにしても、芝のことを考えると、大変な作業です。

(3)家の庭でバーベキュー

をするときは、石を運んで床に並べて、その上で火を焚きます。下は芝生ですが、そんなに被害はないようです。

ただし、芝といっても雑草交じりで、それほど大切にする必要がない状態であれば、逆にきれいになるので、あえて直火で燃やしてしまうこともあります。

落ち葉焚きについて

落ち葉の量にもよりますが、ふつうは落ち葉だけでは燃えません。
小さな薪を何本か燃やしておいて、その上に落ち葉をかけて燃やすのが一般ではないでしょうか?
それだけで燃える落ち葉というのは、からからに乾いている状態なので、燃えると勢いよく舞い上がって、とくに庭で燃すのは危険です。むしろ、水につけてでも濡れ落ち葉にしてから燃やすのがエレガントな落ち葉焚きと思います。「垣根の垣根の曲がり角・・・」の落ち葉焚きは、あれは絶対雨の後だよね、と言ってます。
落ち葉は、メラメラと燃やすものではなく、静かに白い煙で燃やすのが基本です。

「くぐしの燃やしかた」参照

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