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「クグシ」または「クブシ」は、刈った草を燃すものです。
草を燃すためには、火力や明かりを利用するわけではないので、炎や火の粉が舞い上がらないこと、できれば人がついていなくても安全に燃えること、時間は多少かかってもよいこと、などが必要な条件です。
それで、草は露のついた湿った状態の草を山のように積んで、見た目には煙だけで燃やします。乾いた草は禁物です。
くぐしの匂いは懐かしい匂いで、煙を家に呼び込むととても気持ちがなごむだけでなく、虫よけになるともいわれています。
焚火は、必要十分な火を焚くというところに、その美しさがあります。くぐしは、その原点のような火の焚きかたです。
くぐしの燃やしかた（クリックして拡大）
