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石焼き芋の窯のつくりかた

中古のドラム缶で石焼き芋の窯をつくってみました。

ドラム缶は、普通のハンドグラインダに金属切断用の砥石をつければ、簡単に切れます。切断面は危なくないように、研磨用の砥石でバリをとっておきましょう。


ドラム缶を3つに輪切りして、窯をつくる(図をクリックすると拡大されます)

完成。左は考案者のN氏、右は制作者のI氏、中央は試食担当のO女史。
実際に焼いてみたところ、15分ほどで一度蓋をあけてサツマイモを転がし、再び蓋をしてさらに15分、合計30分でほっかほかとなりました。
どうぞお試しください。ドラム缶は、ガソリンスタンドで購入できると思います。通販サイトもいろいろあります。把手の溶接がちょっと大変ですが、そんなに頻繁に開閉するものでもないので、把手なしでもがまんできるかもしれません。

コメント

貴会HPにある石焼き芋のドラム缶窯作りました。
早速石焼き芋をやりましたが、とてもHPにある30分ほどでは焼きあがらず。3時間ほどかかりました。
味は最高で、大変よくできました。
時間短縮のためのアドバイスをいただければ幸いです。

学童保育のNKMRさん

制作ご苦労さまでした。お役にたてて、大変喜んでいます。

<お問い合わせの件>

○たしかに、条件によってかかる時間がずいぶん違うようです。
つくった最初は、30分でほっかほかに焼けたのですが、これを別のところに持っていってイベントに使ったところ、1時間近くかかったこともありま した。

○「なぜか」というのを、制作チームで協議した結果、どうも石の量が異なるためではないか、という結論に達しました。もう少し具体的にいうと・・・

[最初のとき] 角があるとまずいのではないか、という理由で川の玉石をいれました。大量に拾ってくるのは大変なので、けちって底に一層、芋が鉄板に触れない程度に並べて、要するに節約しました。それで、効率がよかったということはあります。

[次のとき] 角のある砕石でも洗えば大丈夫、という入れ知恵があって、採石場からどさっともらってきたのを贅沢に使いました。それで石の層が厚くなり、暖めるのに時間がかかった、ということが考えられます。

○NKMRさんのところでも、石の量を調整してもらうと早く焼けるようになるかもしれません。

○しかし、3時間もかかったというのは、ちょっとかかり過ぎという気がします。蓋があいていたとか、火力が弱すぎたとかいうことはなかったですか? でも、「味は最高で、大変よくできました」と喜んでいただいたので、それはそれで新しいレシピとされるのもよいかも。

○よく、芋はじっくり焼くのがおいしい、と聞きます。30分よりも、3時間のほうが6倍おいしかったかもしれません。ただ、あまり時間をかけすぎると乾燥が進んでおいしくなくなる、という説もありますので、もう少し早く焼けるように工夫したほうがよいかもしれません。

○なお、実際に焼いてみると、上の段の蒸し室の天井が高いために、数本の芋を蒸す程度だと容量が大きすぎるのではないか、ということで、これが今後の改良点だというような議論をしているところです。

以上、憶測の多い意見で、十分なアドバイスにはなっていないかもしれませんが、どうぞご健闘ください。

と、ここまで記して、こういうことではないかと、ふと気がついたこと・・・

(1)石焼芋は、熱い石からの伝導熱で焼く、という風に思ってしまいがちですが、この窯は、実は下の燃焼室のドラム缶の天井からの輻射熱で焼く、というのが正解ではないか。その際に石は五徳として、高温の鉄板からの熱伝導を遮断する役目を果たしている? そう考えると、石は少なめのほうがよい。

(2)本来の石焼芋とするために石の伝導熱で焼こうとするのであれば、時間をかけて石を十分熱くしてから焼く、というのが正しい。

NKMRさんは、期せずして(2)を実行されたのではないでしょうか?

管理人

時間のかかる件に関しまして
1 ふたがゆがんでいるため少し隙間があるかもしれません。
  ドラム缶のふたの油抜きの栓の部分がありませんので平石でふさいでやっています。
  その辺もあるかもしれません。

2 石は、玉石30ミリ〜50ミリ20キログラム、砂利10キログラムを使いました。
  最初は玉石の上に置きましたが、なかなか焼けないので砂利をかぶせるようにして焼きました。

3 蒸し室の高さは少し切り下げが必要かと感じております。

4 伝導熱と輻射熱の件今後の参考にさせていただきます。

次回は玉石薄く敷くなどアドバイスいただいたことを参考に、いろいろ試しながら挑戦してみたいと思います。

なお、当方学童保育(児童100人ほど)にかかわっておりまして、一度に20本ほどを5回焼きました。13時スタートで16時30分頃焼きあがりました。
保育所の庭で焼いておりましたので、通りかかりの人たちは、いい匂いがすると声をかけてくれるし、子供たちはお代りを所望するし、女子職員にはもう一度やってほしいの頼まれるしとおかげさまでよい機会となりました。

学童保育のNKMRさん

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